| ●山陰シーバスフィールドの近況
今年は自分の釣りカレンダー通りに釣果が出せない苦しい展開が続いているが、毎年、カレンダー通りのポイントに通ってしまうのは釣り人の性である。この時期、私は大型シーバスを求めて山陰汽水湖エリアの上流部である宍道湖に通いつめる。しかし、今年は仕事の都合などで思ったように釣行ができないでいた。
釣友に宍道湖の状況を尋ねても、単発で70cmクラスは釣れるけど、ベイトが例年と比べて少ないとのことであった。宍道へのシーバスの遡上が例年よりも遅れているのか、遡上個体数が少ないのかはわからないが、大型な個体ほど遡上は早いはず。私は宍道湖でランカーをキャッチして、釣りカレンダーを例年どおりに修正する為に、松江市の宍道湖大橋周辺に釣行することにした。
この日は19:30ごろに宍道湖大橋周辺白潟公園護岸に到着した。橋の下辺りには既に3人のアングラーが入っていたが、護岸エリアには手長エビ掬いの方が数名いるだけであった。まずはポイントを決めるため、じっくりと水面を観察することに。
この日の潮汐は長潮なので、それほど強くは流れていないが緩い下げ潮が効いている状態であった。浮いたベイトの波紋や、シーバスのライズも見当たらず、時折ボラの単発ジャンプがある程度であった。このポイントはオープンなシャローエリアで、橋に近いほど流れが強く、離れるほど流芯が遠くなり弱くなる特徴がある。この強弱の場所の変化により、ベイトの溜まる場所も移動するので、これらを見極め立ち位置を変えることが釣果につながる。
私の場合は単純に、流れが弱ければ橋寄り、強ければ橋から離れるのを基本としている。 私は現在の潮流の状況を考慮し、橋寄りのテトラ帯に入ることにした。まず、タイドミノーサーフ150をセットし、30mほど沖に出現した潮目付近にキャストし、ロッドを立て気味にスローリトリーブのドリフトで探り始めた。このルアーは、ウォブンロールアクションから強い水押し波動を出す特徴があり、宍道湖などオープンなエリアにおいてルアーの存在を広くアピールでき、コノシロなどの大きなベイトに付いたシーバスに効果がある。このパターンで数投繰り返したが、流れの強弱を手元に感じとれたが、シーバスのバイトやベイトに当たる感触は皆無だった。
喉からコノシロの尾びれが…
次にルアーのボリュームを落とし、タイドミノーサーフ135、タイドミノーSLD145で様子を見るが同様に反応がない。水色、水温などをみてもマイナスな要素はないと思えるのだが、コノシロなどのベイトは浮いていないようであった。
中層から上で反応が得られないならボトム付近をとタイドバイブ20gアジカラーをセットした。このルアーは一見ソリッドタイプに見えるが、実は中空でウエイトが仕込まれているので、ソリッドタイプにありがちな回転して飛距離が出ないなんてこともなく、初心者でも安定した飛距離が出せる。ややボリュームのあるボディーがしっかりと水を掴み、強い振動でシーバスの側線を刺激し、リアクションによるバイトを誘発することができる。私は「コイツを投げて反応がなければシーバスはいない!」と断言できるほどタイドバイブを頼りにしている。
狙ったポイントを通過できるよう、ややアップクロス気味にキャストし、ボトムまでタイドバイブを送り込み着底を確認する。そして、ロッドを立ててゆっくりとリトリーブを開始し、ボトムから1m位のレンジを意識して、時折、チョンチョンとティップでアクションを入れる。ルアーがダウン側に流れ岸際のブレイク付近にさしかかった瞬間「ゴン!」と手元に強い衝撃が伝わった。
引きずるような合わせを入れるとズシッと重みが乗り、サーフスター103SPが綺麗なカーブを描いた。シーバスの首振りからして間違いなくランカークラスであるとわかったので、普段よりも慎重なファイトで抵抗をいなし寄せにかかる。いつも思うのだが宍道湖シーバスは他のポイントで釣るシーバスよりも強いファイトをするように感じる。数回の走りを抑え、ラインもさほど出されることなく見事にキャッチに成功したのは体の厚みのあるシーバスであった。
計測すると91cm、7キロ弱の文句無しの宍道湖ランカーであった。そして、写真撮影を手早く済まし、そっと水に返してやるとゆったりと沖に向けて帰っていった。その後、同様のパターンにバイトがあったがその後は続かなかったので終了とした。
今回の釣行で改めて全レンジを探ることの重要性を感じることができた。今年の宍道湖も遅かれ早かれ必ず爆発すると思う。宍道湖白潟公園護岸は7月後半までデイゲームでもランカーが狙えるので、皆さんも宍道湖に出掛けてみてください。きっと良いシーバスと出会えると思います。


釣行データ
●釣行日:5月29日 長潮
●ポイント:島根県松江市宍道湖・白潟公園護岸
●タックル
ロッド:パームス/サーフスター103SP
リール:ダイワ/3500番
ライン:バークレイ/ファイヤーライン1.2号
リーダー:モーリス/25LB
ルアー:デュオ/タイドミノーサーフ135&150、タイドミノーSLD145、タイドバイブ

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宍道湖大橋 |
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白潟公園護岸 |
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タイドバイブ20g |
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パームスのサーフスター103SPでキャッチ。迫力のある頭部
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太いボディー |
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今回使用したのDUOルアー |
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薄型・高比重のボディ設計により抜群のキャスト性能と素早いフォールを実現。また、使用する全てのウエイトをボディに合わせ成形することで、理想的なウエイト設定が可能となり同クラスのソリッドバイブレーションに比べアクションの立ち上がりが早く、スローリトリーブ時でもキレのあるボディソニックを発生 |
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■浜田
恭/プロフィール GENCO契約デュオモニター シーバスはもとよりSWゲーム全般、そしてサクラマスをはじめとするトラウトゲームでも実績を残す、山陰のエキスパートアングラー
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