●標高1500m雲上の管理釣り場

 日本でもっとも美しいといわれる白樺林を持つ信州北八ヶ岳に属する八千穂高原は新緑が鮮やかな季節になった。
 そんな神秘的な林に囲まれて「八千穂レイク」という周囲2.5kmの管理釣り場が今年GWにオープンしたので早速お邪魔してきた。八ヶ岳山系で標高1500mだけあって、管理釣り場といえども抜群のロケーション、そして清々しい空気の中湖面に目を向けると無数の大型魚のボイルが見られた。はやる気持ちを押さえつつも小洒落たレストハウスで遊漁券を購入する。ここは地元フイッシングプロショップが25年間にも渡り地道にコツコツと地元役場に働きかけて誕生した思い入れがいっぱいの管理釣り場だ。
 私もそんな絶好のロケーショーンとグッドコンデションそしてアベレージは60cm前後というロケーショーンも手伝ってこの日本離れした環境の中で釣りができることを感謝したい。


豊富な流れ込みは自然産卵も可能だ

 前おきはその位にしてざっくり池の概要を解説すると、周囲は2.5km、最深部は8m。キャストスペースは制約があり9個にも設置された桟橋の上かウェーディングゾーン、もしくはフローターチューブでの釣りに限られる桟橋での釣りは、ルアーはもちろんもちろんフライマンにはこの上ない施設と言えるし、遠浅の湖岸でウェーディングし魚との一体感を味わうのもいい。また、夏場クールにフローターチューブでのんびり浮くのも楽しみだ。桟橋対岸の森林や流れ込みは自然保護の理由から禁止となっているが、このロケーションを考慮すれば納得の処置だ。そして特筆すべきはシーズン券(20,000円)の導入。もし何度となく訪れて気にいって頂けたらぜひ購入をお勧めする。

 今回使用したタックルは2セット。一つはユーモラスなルックスが目をひくスピンキャストリールとロッド。もちろんIOS FACTORYチューンを施しラインは3LB同クラスのスピニングタックルと同等のドラグと飛距離性能に迫る甘いルックスから想像できないほどの羊の皮を被ったオオカミとはこのリールのことかもしれない。
 もう一つはスピニングタックル。こちらはロッドがRapala XR シリーズ6フィート2インチ。ちまたの軟なエリア向けスプーニングロッドとは一線を画する。比較的ハリのあるロッドはミノーに生命を吹き込むには必要不可欠である。あわせるリールはステラC2000。もちろんIOS FACTORYチューンで、水中の情報量を飛躍的に向上させ飛距離おもを向上させるとの実績があるチューンだ。



 最初に入ったのは一番手前の桟橋。魚影からして60cmをゆうに超えるサイズが悠々と泳いでいるが、案の定ルアーにはスレているようで無視され続けている。個人的にマイブームのボトムのRaPalaカウントダウンの「デジ巻き」を駆使する。
 これはルアーをボトムから離さずにロッドを固定したままリトリーブでアクションをつける方法である。何度かUターンしたもののリトリーブスピードと
魚の動きを同調させるようにして、ボトムの岩にリップを当ててヒラ打ち作戦が効いたのか、ようやくのファーストヒットは65cmのレインボーだった。3lBのラインの心配をよそにシンクロ機構付きのチューンド・ドラグにより、無事にネットインに成功!まずはやれやれという感じだ。
 今回はスピンキャストリールのドラグ性能と巻き上げ力はどこまで耐えられるかのテストも兼ねていたので、このクラスが無理なくランディングできたのでまずは良しとしよう(笑)。



その後前述の何パターンかを駆使し同クラスのレインボーをヒットさせたが、どれもヒット後の重量感のあるトルクフルな抵抗で釣り人をドキドキさせるには十分な戦いぶりをしてくれた魚に感謝。また必ず訪れたくなるに十分すぎる余韻を残して八千穂レイクを後にした。

TEXT by 岡村 浩(ラパラジャパンモニター)


 

八千穂レイクは人工池だがロケーションは素晴らしい

 

桟橋は釣り人がゆったりキャストできるスペースと間隔があるのでプライベート感覚に浸れる

昼過ぎになり風が強まり魚が沈んできたのでディープゾーンの攻略にチェンジするルアーはRaPaLa X-Rap ディープ 8cm。ロングビルミノーながらリトリーブ抵抗が少なくスラッシュアクションと呼ばれる激しいヒラ打ちで岩陰のモンスターを狙うことにした。ここは画像のようにボトムの一部にウイードが生えているので岩と絡んでボトムも魅力的な攻略ゾーンと言えるだろう

幅広レインボーがヒットする! 一見アンバランスなタックルながらもスリリングさを味わうのはこのうえないスタイルかもしれない

数回のリトリーブで駆けあがりの岩陰からリアクションに反応してかモンスターが突進してきた。激しく抵抗したがチューンド・ステラの巻き上げ力とドラグ性能に観念 したかのようにゆっくり岸に寄ってきたのはこちらも幅広レインボーであった

RaPaLaCD 7を使い続けていると風が止んで湖面にボイルが多数みられるようになった。沖のほうで遠投も必要になり少々一般的管理釣り場では使用するにためらう大きさの遠投性能とハイ・アピールをかねてRapLa  X-Rap サブ・ウォーカーにチェンジ。スピンキャストタックルに8lbリーダーを付けて遠投ラッシュ! 着水と同時に鋭いラインの引き込みを感じフッキング

標高1500mもあると雲も真横に

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