●シーブリット活用法

 今期は近年になく好調な瀬戸内メバル。雪シロの影響もとれ春のメインベイトとなるイカナゴの情報もあちらこちらから聞こえはじめた。3月から4月の端境期でそろそろメバルは終わりか… なんて思っている方が多い気がするのは私だけだろうか。本当のメバルの時期を知っているアングラーは後半戦の始まりにニヤニヤしているのだ。そこで今回は既に大人気となっているメバル、メッキ用メタルバイブのシーブリットのインプレッションを含め、必ず釣れる(?)チューニングとメソッドアクションを紹介したい。


●チューニング

1.スプリットリング 0番

 これはメーカーによって大きさ重さが多少異なるスプリットリングには一般的な円状の線と平打ちさせ巻いた2種類があり、平打ちされたものはリングが開きにくくするために改良されたもの。少し重たくなり動きを押さえる傾向にあります。目安程度として考えて頂きたい。
 ちなみに私が使用しているのは平打ちされていないカルティバのスプリットリングファインワイヤー P-04の00号と0号を併用している。強度的にも安心して使える。

2.トリプルフック

 使用するトリプルフックは、カルティバのST11-14番または、がまかつのトレブル17の17番をおすすめする。フックをベリーに一つだけセットする場合。スプリットリングとシーブリット本体のバランスで考えるとトリプルフックの14番が適正だと思う。

 オープンエリアでボトムの根掛かりの心配のない場所。居食い系のバイト多く、食いが浅い時には、前もって準備した前後両方にフックを装着して対応している。この時リング00号と16番の組み合わせのフックを腹側(ベリーへ)。0号と14番のフックをテール側に付けている。
 ただ、先日フロッグ的に(?)。シーブリットの黒金にバイトしてきたヒラメ。ST11のフックで5分近いファイトの末フックが延びて帰ってきてしまった。もし、もうワンランク上を目指す方なら昨年新しくでたST21の14番がおすすめだ。



 シーブリットは通常のメタルバイブと重心位置をセンターよりにもってくることにより、フォールの動きに特徴がでている。ヘッドヘビーになりすぎないことでフリーに落としてもクルクルスパイラルしながらフォールしにくく、ラインがフックに絡みにくくなっている。さらに本体の重心バランスとアイの位置によってテンションフォールでは流れに敏感に反応し、艶めかしいスライド。フリーフォールではイレギュラーなフラッシングでターゲットをバイトに持ち込んでくれる。すく、且つフックの寿命を延ばすように考えてある。

●レンジ・スピードによるアイのセット方法と利点

 同クラスのメタルバイブと大きく違う点は飛距離が抜群に出る点。リフトでの浮上角度が高い点。フォールスピードの遅い点。の大きく3つの特徴があげられる。抜群の飛距離は同クラスNo.1の飛距離を誇るシーブリット。飛行姿勢が安定しておりバイブレーションという形状により横風に弱い面も問題ない範囲にある。『飛ぶ』ことのアドバンテージを是非体感して頂きたい。
 それからリフトでの浮上角度が高い点。スナップの位置をアイの後ろ側にした場合シーブリットの頭は【図−1】のように下がる。通常のメタルバイブでこれはディープ用の設定として用いられていることが多いが、シーブリットは逆にシャロー用の設定となる。ボディーを持ち上げる力と反作用となる頭をさげる力の向きの巾が広いことがその理由だ。これにより短い距離で高くアピールできるようになりバイトチャンスを増やすことに成功している。

●フォールスピードの遅い点

 すでに御存知なように、姿勢を変えること、変えさせることでフォールスピードがかわるルアーはたくさんある。食わせの体制(間)をつくってやることでバイトチャンスは増えるが、反射食い(リアクション)で食う条件。それはルアー強弱にある。リトリーブスピード、上下左右運動、音、フラッシング、臭い等、全てにおいて強弱をつけていくことで反射食いは生まれると現在は感じている。
 タイトなバイブレーションの後のワイドなイレギュラースローフォールもその一つである。シーブリットにはそれがある。そしてそれが最も効く魚。また、ターゲットもメバルやメッキだけでなくこれから本番を迎える『イワシ』にとても効くことがわかっている。

●シャローレンジの場合
 シラスや小イワシ等のベイトを意識していて表層に浮いてきているようなスローで攻めたい場合は後方のアイ。イカナゴが浮いてきている幾分ファーストに攻めたい場合は前方のアイへスナップ装着をおすすめする。

●ディープレンジの場合
 水深約5m以上 止水域テンションフォールカウント15秒以上のポイントでは前側のアイにスナップを装着することをおすすめする。うしろのアイに装着した場合、フリーでのルアーの進行方向とライン角度がつきすぎることで、次のリフトで泳ぎがワイドになりすぎる。幾分タイトなウォブリングを求めた方が結果につながりやすいため、そんな状況では『前方のアイへの装着』をおすすめする。



●おすすめアクション

 基本動作である大きくゆったりとバイブレーションを感じながらのリフトフォールの繰り返しだけでは、逃すメバルが多い。スイッチは十分それで入るが今回お勧めするのは更に興奮させてやるメソッドだ。
 大きなジャークによる誘いのあと、探るレンジを変えず10〜20cmの少ない幅でシーブリットを上下に動かし続けるアクションが抜群に効くことが多い。最初は難しいかもしれないが、慣れれば苦にはならないはずだ。
足下のシャローサイトから遠投ディープのボトム付近でもこのアクションはとても効く。途中にテンションフォール等の味付けをしてやるとさらに効果がでる。メバルでも実績は高いが、イワシによく効くアクションなので、産卵(プリ)シーズンにある尺イワシをシーブリットで仕留めてやってほしい。

●まとめ

 シーブリットは、足下でしかできなかった食わせの動きを沖でもしてやることが可能になりサーチベイトとして、またリーサルウエポンとして活躍すること間違いなし。
 大きくアピールさせフォールや止めで食わす。理屈はエギやメタルジグと同じである。テンションを掛けたシーブリットの上下の動きは極めてエギに近い。それにウォブリングによる波動とレーザーとクロムのホロシートによるアピールは絶大で、ワームでは全く反応しないメバルを何度もしとめることができている。鉛の塊でこの動きをだせるのはアイの位置設定によるものだけではないなにかがあるのだろう。
 これを機会に年中使えるシーブリットでエンジョイしてもらいたい。


>> シーブリット/スミス





 

タフな市街地近郊でも十分プラグ狙える

 

根掛りの多い場所でどうぞ

トリプルフックはオープンエリアで

水深5m以内ではフロントアイがおすすめ

重心が中心近くフォールのヒラウチと跳びが魅力

後ろのアイにセットした場合のスイミング姿勢

前のアイにセットした場合のスイミング姿勢

大人気のグローバージョン

こちらは安定感のあるギルカラー

ハマればバタバタと釣れること間違いなし!

■プロフィール/林 太一朗
ロックフィッシュからエギング、チヌ、シーバスにいたるまで、ソルトウォーターゲームならなんでこいのサップ兄貴。スミス・フィールドテスター、ピュアフィッシングモニター
ブログ:With Nature


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