| 新連載スタート! 俺流のテクニック&リグで新たなる釣りの世界を発見したい |
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| エピソード4:アイスジグのパルスウェイブ続編 |
ゴールデンウィークに一人で里帰り。となると、やっぱり野望があったりして…。私は、思う存分釣りに行けると思った。近畿圏は私の行きたいところがいっぱいあるのだけど、実際はゴールデンウィークで人だらけ。どこへ行っても車を止める場所がない。どこも満車で入れさせてくれないのであります。 こんな状態で結局広島に戻ってからラパラのテストをすることになったのだ。言い訳でも別に原稿を後回しにして焦ったわけではないと言っておきたい私。しかし案の定5月11日まで取材もできず、雨でもこの日に行くしかなくなってしまった。軍資金もなく、考えるよりまずは行動しかない。 |
| ●実釣へ 5月10日、夜9:30に朝マズメを叩くべく一人で上関へ走る私。正直言って雨が降っているため、今日はあまり気分が乗らない。というのもレインウェアがもう雨を長時間防げなくなっているのだから当然だろう。しかし、前に述べたように日にちがない上に11日の午後から来客の予定がある。朝のうちに任務(?)をこなして明日の12時までに帰らなくてはならないという時間制限まである。時間を無駄にできない。とりあえず上関に着いた私は小雨の降るポイントを見て回り、日の出とともに動き出すことにした。 今のうちに少しでも寝て朝に備えようというのだが、この日は半端ではなく寒かった。先日までの暖気はどこへ行ったのか、車内と言えど真冬の格好ですら深く眠ることができない。私は5月に氷の張る山上湖へ一人でテントを持って釣りに行くほどの釣り好きであるが、いかに過酷な環境が好きと言え、やはり辛い時は辛い。心が折れないよう気を強く持って朝を待った。 朝6時、日が昇り始めた頃に私は近くの港に行ってみた。雨は止んでいたがまだ雲があるため、偏光グラスはイーズグリーンを選択。これは朝の寝起きに掛けても違和感のないように軽い極細チタンフレームと組み合わせたお気に入りだった。寝起きの目に薄いグリーンの世界が広がって見える。海からの柔らかい光がとても心地良い。 間もなく私はタックルにアイスジグをセットしてキャストを開始した。しかし、ここが今日のメインになると踏んだのだが、潮が引き浅くなり過ぎているため少し探りを入れたが反応もなく早々にポイント移動を決意。タイムリミットは刻一刻と迫っている。風も強いし気温も低い、丁度今が干潮で潮位も低いとなると風裏の推進のある港に限られる。 私は遠くの海面を走る風と山の斜面の木々を震わせる風の向きを見て予測を立てると、急いで車を走らせ上関大橋を渡り島の西側へ向かった。辿り着いた小さな港は名前もわからない。おそらく私が知らないだけで身内の間では“梶本書店前”と言えばすぐにわかる場所だった。寒さは同じだが波も風も穏やかでベイトが数多く確認できた。仕切り直しだ。 |
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| ●時期がずれるが釣れるアイスジグ・カスタムバージョン ここでは前回テストしたアイスジグのカスタムバージョンから撃っていくことにした。使うのは当然、パルスウェイブ。寒いので上着を着込んでラパラのバッグを持ち、いざ第二ラウンドへ。浮いているのは子メバルとハゼの子か…。偏光グラスを通してみれば体側の模様まで見ることができる。 まずは岸壁沿いにキャストして表層の壁際をスローリトリーブさせる。テールのバイブレーションが小気味よい波動を伝えてくれると、少し離れた場所に浮いていた船の下からメバルが追ってきた。少しリトリーブの速度を落としてやると、いとも簡単に口を使ってきたので軽くアワセると、まず一匹目となる子メバルが精いっぱいの抵抗で遊んでくれた。続けて反対の壁際へキャスト。また子メバルが食って来る。係留してある船の際。これも同じく簡単にヒットしてきた。 投げて引いては後ろを必死でメバルたちが追って来る、お菓子に集まる子供のように無邪気で可愛く思える。サイズは小さいので全てリリースだが、もうおもしろいように釣れるのだ。これなら暇を持て余すことはないな…。型は小さいがテストはできた。 我ながら上出来と気分を良くして釣り続ける。基本的に、ただ巻いてくるだけで釣れるのだが、時折トゥイッチを入れたりフォールからスローで浮かせて来る時にも魚の好反応が伺えた。 よく観察すると、メバルは追って来て口を使う時も必ず下から食って来ている。フッキングするのは必ずと言っていいほど下のフックだった。どうやらより数を釣ろうと思うと、メバルが下から襲うタイミングを作ってやること…。ここに鍵があるようだ。必ずメバルの遊泳層より上を引く。これはジグヘッドリグでも同じだが基本である。 ![]() |
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| ●アイスジグでキャスティング いい機会なのでスタンダードのアイスジグを使ったキャスティングでの釣り方も書いておこう。周知の通り、アイスジグはそのままでも引くだけで釣れるルアーである。なにもアクションをつけず、棒引きで釣れるのだ。しかし、このルアーはジャークやダートという動きによって魚をもっと効率よく刺激できるように作られたものであるがゆえにそれが基本となり、上下の釣りに使うルアーと受け取られがちかもしれない。 ところがあれだけフックが付いていて沈むのも早いと、根掛かりに注意が必要なのは言うまでもないが、プラグやメタルジグより手際良く探れる優れものなのである。使い方に至ってはキャストしてほんの少しカウントダウンさせ、ハンドル1回転で1トゥイッチという動作をリズム良く繰り返し手元まで引いてくればいい。個人的には約1秒の間に2回トゥイッチが入るかどうかくらいの速さが動かしやすく当たりも取りやすいように思う。 使うロッドの長さとリールの巻き取り量(リールサイズ)により差が出るので、ダートさせる幅は30~40cm間隔が魚も追ってきやすそうでいいのではないだろうか。この釣り方はキャスティングでの使用法の基盤で、イレギュラーなアクションを混ぜると効果はもっと期待できるはずだ。このレポートを読んで頂いた方はF8の生みの親、じょーじさんのアイスジグのレポートもご覧頂けたと思うのだが、マダイやアオモノを獲っているのは画像で拝見されたことだろう。 もちろん、瀬戸内でもアジやサバなどキャスティングで狙えるだけでなく、フラットフィッシュやトラウトも然り。なにも上下に揺さぶって使うだけのものではないのだ。ぶん投げてサーフのセイゴなどもいい思いができるかもしれない。そこになにがいるか探るためのサーチルアーとしても威力は絶大だと言っておこう。 ![]() 今回は短時間でテスト釣行を行ったので複数の魚種を確認することはできなかったものの、確実にカスタムモデルの成果を上げることができたので良しとしておきたい。そのうち大きな魚も試してみたいと思う所存にございます。私の遊び心に過ぎないルアーいじりはどこまで行くのやら…。今回は11日午前10時には帰路につくハードスケジュールとなった。 |
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