| 新連載スタート! 俺流のテクニック&リグで新たなる釣りの世界を発見したい |
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| エピソード3:今回のカスタムはアイスジグのパルスウェイブ |
フラットテールワームをリグに応用することで超小刻みなバイブレーションを生み、その振動で闘争心を煽る。フッキング後は腹部のフックサイズにもよるがアシストフック的な要素も考えられる。そして、まだ試せていないサーフエリアでの小型フラットフィッシュや小型青物への攻撃能力も気になるところである。今回のカスタムバージョンは、アイスジグバーサーカーエディションシリーズとしてその名をパルスウェイブとしておこうと思う |
●道中に思い出すこと 4月5日、仕事を終えた私は広島県呉市沖の蒲刈島へと向かっていた。時刻は21時を過ぎようとしていた。一人遅れて蒲刈を目指したのだが、これから、ちょっとしたオフ会顔を合わせるであろう方
達との漫談に期待で心が躍っていた。そこには私が尊敬するすばらしい方々が集まり、話に 聞かされる事はいつも驚かされるものばかりなのだ。そして私は移動中にいろんなことを考
えていた。誰しも一人のドライブの時はいろいろ考えことをしたり思いを馳せたりするものだと思うが。思い出していたことの中にこんなのがあった。先日のことである。仕事を終えて家に帰り、晩御飯を食べて風呂に入ると、生後4ヶ月の若(ウチのちっちゃいおっさん)を寝かし付け、別原稿のあらすじをまとめる。明日も仕事だというのに一段落して私が布団に入る頃には既に午前2時半をまわっていた。当然、若とドーベルウーマン(以後ドーベル=嫁=大蔵省)はとっくに寝入っている。寝不足と疲労のせいで一瞬で寝れる状態であった私は、それでも音で起こさないよう気を使って静かに布団に入るのだが、この後、とんでもない出来事が待っていたのだ! 一瞬寝たかどうかもわからない程の時である。にわかに肩を揺らされて目を開けるとドーベルが私を覗き込んでいた。 ドーベル:「ちょっと!いびきがうるさいよ!(怒)」 私:「えぇ~っ?! 俺、今寝とった?」 と聞きたくなる程の一瞬の間である。私は横になってから起こされるまであまりにも早かったので目が覚めてしまった。まさかそんなことで起こされるとは…。あまりの想定外の出来事に驚きの色を隠せない私。しかし、まだどこからともなく強烈ないびきが聞こえてくるではないか? 辺りを見回すと“おっさん級”のブレスの音源は…。なんと反対側で寝ている若からであった!(どい ようだが若は生後4ヶ月である)。確かに私もいびきをかいていなかったという自身はないが、ちょっと待て! いびきがうるさいのは若もじゃないのか?! 私はドーベルを見る。一連の動作までほんの数秒。なんとドーベルは半眼を開け(ほぼ白目状態で)すでに寝息を立てているではないか!(死んでいるようにも見えるが息がある)。まさにアンビリーバボー。ありえないだろう! これが世に言うミラクルというものなのか?! いやミステリーとも取り難い。バイオハザード… そんな言葉が脳裏をよぎった夜の出来事。いつものように余談だが、その時なぜかこんなことを思い出していた。 |
| ●遅刻したけど、まぁいいか 話はもどり、オフ会の会場に到着した私は予想以上の盛り上がりと楽しさに寝る時間を忘れてしまうのだった。実は朝マズメにアイスジグのカスタムバージョンのテストと画像をおさえるチャンスと見込んでタックルを忍ばせておいたのだが、先日からの疲労と寝不足で寝過してしまいタイミングを逃してしまう。私としたことがなんという不手際…。このままで帰るわけにはいかない、もう日にちも時間もないのだ(時間がないのはいつもである)。 オフ会解散後、腕利きの方達に同行を願い出て蒲刈島を回ってみることにした私だが、ここはあまり詳しくない土地でもあり苦戦を強いられた。どこを回っても1.5インチワームのジグヘッドリグでかろうじて獲れるサイズは10cm程のリリースサイズのメバルたち。愛用の偏光グラスで目に付く港や岸壁、道路脇などを目探するも見えるのは小型のメバルと海タナゴ、そしてフグぐらいである。まだ偏光グラスがあるのでポイントの見切りも早く、無駄な労力を最小限にはできたのだが…。 結局同行してくれた方々も遠方から来られていたために午後3時過ぎには解散することになり、私は一人蒲刈に残って取材を続行する決断をするのだった。 アイスジグをベースに新しく簡単に誰でも釣れるリグを開発せよ! という司令は早くも困難を極めた。現場で1分~2分程でシステムを組めることという条件と魚種を選ばずなでも釣れるものとして開発しろとは…。もうこれはミッションインポッシブルではないのかとさえ思えてしまう。しかし、どうしても今回のテストに使用するプロトタイプは自分なりにおもしろいと思っていただけに、なんとしても試してみたかったのである。 ただこれだけは先に言っておきたい。もとよりアイスジグをベースにする限り、サイズを小型化することは不可能なのは理解してもらえるだろう。専用工具を必要とするようでは条件に沿わない。また、削ると色も一緒に削れ落ちてクオリティ的にも完成度が落ちてしまうのでダメなのである。できることは最小限もとのサイズに近い状態に仕上げることと、見た目(クオリティ)とアクションの両立なのだ。 それらの条件も含め、当日忍ばせておいたアイスジグカスタム2ndバージョンは、なんとしても魚のいる場所でのテストが必要だったわけである。 ![]() |
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| ●いよいよ投入、アイスジグ・カスタムバージョン 陽が傾きかけた蒲刈島で、私は無駄な時間を費やせないことに焦りを感じていた…。時間がない。今後の休みも天気もどうなるかわからない。その時、いつも釣りでお世話になっている人物がこの蒲刈の近くに住んでいることに気づいたのが功を成すことになる。 その御人の携帯に連絡を取るとちょうど仕事を終えて家に着いたとこだという。理由を説明すると力になってくれるというのだ! 私はすぐに待ち合わせ場所に決めたコンビニエンスストアへ向かい、簡単な食事を済ます(朝、食パン1枚しか食べていなかったのだ)。その御人は一部に“性・La・Moon”といういう愛称で呼ばれ、我々トレジャーハンターの間ですら極めて目撃例の少ないナイトフィッシングの貴公子なのだ(もちろんデイゲームでも文字通り変態級の腕の持ち主である)。 合流後、さっそく一台の車に乗り換えてポイントを案内していただくことに。案内してもらった場所は、まさに竿抜けのフィールド。この悪条件(大潮のド干潮)を見込んでの驚くべきポイント選択だった! そして彼が言うには、このエリアには私が試したいアイスジグカスタムのサイズでも何ら問題ない個体と魚種がいるというではないか。確かに自慢の偏光グラス(スカウターとも言う)で覗くと数メートル手前からドン深のスリットがあり、藻も群生しており水中のベイトの動きで潮がよく流れているがわかる。しかも結構な速さだ。どこからともなく流れてきたミカンがあっという間に行ってしまった…。 ここしばらく蒲刈の状況は良くないらしくサイズが見込めないと聞いていた私は、試しにステンボウを使ったジグヘッドリグを投入して探ることにしてみた。するとワンキャスト目からヒットしてきたメバルが16cm、次のキャストで20cmオーバー! その後も連続ヒットが止まらない! もう少しでカスタムタイプのテストのこと忘れてしまうところだった。ここならやれる! 陽が傾きはじめ、デイゲームのラストタイムに入ろうとしている。 もう疑う余地はない。確信した私は本命のアイスジグカスタム2ndバージョンをセットしてキャストを試みる。干潮でおじぎをする何層にも及ぶ藻の、さらに向こうへ着水させリトリーブ。ラインはPE0.4号に3Lbのリーダー設定、ロッドは今回感度重視ということでウエダのPRO4 S/S/S/S 7.4ft、このセッティングでどれほど私がこのプロトタイプに執着しているか御理解いただけるだろうか。微かなコンッ! という振動を逃すことなくバットに乗せる。もちろん答えはヒットという形で見せてくれた! |
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| ●確かに釣れた! 獲物は違うけど… 私:「よっしゃ、メバルや!」 この瞬間、どんなにうれしかったことか。しかし、藻を乗り越え足もとまで寄せて引き抜くときに痛恨のフックアウト。弱点ともいえるフックポイントの処理の甘さが浮き彫りになったようだ。 次に立ち位置を変えて左斜め前へキャスト、今度はリフト&フォールで誘うと藻のポケットで魚信をキャッチ。すばやくアワセて潜られる前に引き出すと希に見る巨大なアナハゼではないか。まぁ、なんでも釣れるという設定に当てはまるということで結果オーライとしたい。 ![]() 今回の釣行には3個の2ndバージョンを配備していたので、一個を彼に渡して性能を見てもらったところ、数投目で結果を出してくれた。かなり重たいらしい…。彼の自慢のオリジナルロッドがかなり曲がっている。藻に入られそうなギリギリのやり取りで寄せた魚は良型のカサゴ。もう私の中では十分である。 その後、我々は予想以上に大きな藻との戦いに敗れ、全ての2ndバージョン プロトタイプをロストして終了となった。 今後の課題はテールフックの曲げ加工とフックポイントの研磨処理、そして腹部のトリプルフックを状況に合わせダブルフックにするなどの応用法がわかった。最後にサビの対処法となるだろう。 フラットテールワームをリグに応用することで超小刻みなバイブレーションを生み、その振動で闘争心を煽る。フッキング後は腹部のフックサイズにもよるがアシストフック的な要素も考えられる。そして、まだ試せていないサーフエリアでの小型フラットフィッシュや小型青物への攻撃能力も気になるところである。今回のカスタムバージョンは、アイスジグバーサーカーエディションシリーズとしてその名をパルスウェイブとしておこうと思う。 試す価値はまだまだありそうだが、前回のスイッチブレードに比べてカスタムは幾分か簡単である代わりに、元のノーマルのアイスジグには戻すことができなくなることが一つと、管理釣り場ではほとんどワームの使用が禁止されているところが多いので、そういう所での使用は避けなければならないことも付け加えておきたい。 次回はこれをもっと完成に近付けることが課題になりそうだ。なにはともあれ協力して頂いた方々に感謝のあまり、言葉も見つからない今回の釣行であった。 |
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| ●カスタムタイプのできるまで ①アイスジグとラジオペンチ、それに1.2インチ程のフラットテールワームを用意する ②アイスジグの鼻先のフックをラジオペンチで折り、フィンも指で剥ぎ取る ③むき出しになったテールのフックをフックング後にバレ難いようにするため、根元から上に少し曲げてフックポイントを眠らせる。 ④フラットテールワームの頭を切り、テールフックに通すのだがワームが短すぎるとまっすぐ泳いでこないのでセッティングの長さに注意する。 ※場合によっては腹のフックを外すかダブルフックにして使用 ※フックポイントはシャープナーで研いでおく
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| Special Thanks! | |||
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