流れの中から89cmのランカーシーバス!

 前日の雨の影響で各河川良い感じの濁りが入っている事を通勤する時に確認できたので、職場に着くとすぐさまタイドグラフをチェックする。潮的には最も動かない「長潮」だった(笑)。しかし、増水という自然の恩恵を受け、下げ潮で流速が出ているのを信じて、本川へ釣友にお願いして同行してもらった。

 満潮から流速がでるまでのタイムラグを計算して、日没の18:00ぐらいから本川に入水。入水した瞬間にウェーダーを通して、水の冷たさが分った。「シーバスの食いが悪かも?」と頭の中にポジティブな考えが浮かんでくる。
 ここで、私が思っていた河川の状態が予想と大きなズレが生じた。まずは、「予想以上の濁り」「予想以上の低水温」の2つだ。「予想以上の濁り」はプラス要素としても、「予想以上の低水温」は変温動物のシーバスにとっては、厳しいはず。

 さらに、少ない経験と無い頭でポイントを絞っていく。初めに入ったポイントは橋脚を絡めた、シャロー+橋脚の明暗部をチェックする。ベイトは流速が出るに連れて上流側から遊泳力が無いベイトが流されてきているのが、肉眼でも確認できる。「この雰囲気なら釣れる!」と思いシャロー系のルアーでアクションが強めのルアーをセレクトして、橋脚の明暗部をトレースしていくが、全くを持って反応がない。
 ルアーのレンジ・アクションなどを変えて橋脚の明暗部をタイトに攻めていくが、シーバスからの反応は全くを持ってない。しかし、ベイトがルアーにあたかもシーバスからの反応の用にあたる反応はあった。これだけでも「大収穫」と思い、次なるポイントに入るため河川を下った。
 先程入った、ポイントとは大きく異なり、ミオ筋から形成される地形の変化+ブレイク+流れの変化のポイント。ここで、シーバスからの反応を得るため、潮位が下がりここのポイントが機能するタイミングをしばし談笑しながら、待つことにした。

 ここまでで、入水するまでのシーバスの状態の予測と、実際入水してからのシーバスの状態は大きくズレが生じていたことで、またまた楽しみが増えるのもシーバスフィッシィングの醍醐味でもある。予測をして、実際に釣りをしてみて、シーバスの状態・流れ・ベイトの動きなどのズレを修正していき、結果シーバスからの反応があった。まるで「ホント推理ゲーム」をしているかのようだ。
 などと3人で語りながら、ポイントが機能するタイミングを知らせてくれる良い感じの流れの変化が現れたのでキャストを再開。先の場所でベイトのいるレンジにトレースしたルアーでポイントを通すが、ベイト、シーバスからの反応がなかった。

 さらに、飛距離を出し、トレースコースなどを変えて行くため、サルディナ127Fに付け替えた。アップでキャストしてから、キツい弧を描く様にポイントに流していくと、「コンッ」と明らかに先程あたっていた、ベイトとは違う生命反応が出た。
 「きたっ!」と思いロッドを素早く立ててアワセると、ドラグが『チッチッ』と流速の影響も手伝って出ていく。明らかにシーバスの重量感がロッドを伝って手元に伝わってくる。慎重に流れの中からシーバスを離し、無事ランディングできた。ランディングしたシーバスは明らかに80cmは超えているサイズで、実際メジャーで計ってもらうとシーバスの尾ヒレは89cm示していた。
 このシーバスをランディングして、写真などを撮っているとタイミングの終了を告げるかのように流れの変化はなくなり始めた。その後、キャストを繰り返すがシーバスからの反応はなかった。

 シーバスフィッシングはこの釣れるまでの過程が「謎解き」のようで楽しい。さらに釣れた時は楽しさ倍増だ。今後はシーバスもベイトを追っかけて中流~上流に移動していので、中流~上流エリアが機能してくると考えている。


釣行データ

●釣行日:5月29日 潮汐:長潮 

●ポイント:広島市中区・本川

●タックル
  ロッド:ダイワ/モアザンブランジーノ95ML(ウェーディングカスタム)
  リール:ダイワ/モアザンブランジーノ3000
  ライン:サンライン/キャストアウェイPE 1号
  ショックリーダー:サンライン/システムショックリーダー25lb
  ルアー:マングローブスタジオ/サルディナ127F
  ケミカル:メインライン/ボナンザPEコート80、ノット部/PEノットガードV
       ロッド・ガイド/スパークイックコート

●レポート:林 健太郎(パワースポーツ広島店店長)
 

 

流速が出ていることを願って本川へ

 

89cmのランカーサイズをキャッチ


キャッチ直後、流速は止まった

タクティクスは謎解きで

今後は中~上流域が狙い目か?!

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