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| 一年で最も数もサイズも狙える、これぞ「ハイシーズン」に突入 ココ最近は気温、水温ともに順調に上昇し夏を意識できる日が多くなった。普段の私の釣行では海のクロダイを狙ったポイントが多く、5月終わりのチヌゲームとしてはスポーニングに入ったクロダイが多いため狙ってクロダイを狙うのは少々難易度がUpしてきた。そこでチヌはチヌでも夏のこれからが熱い河川のキビレを狙うことにしてみた。クロダイが5月位を境に産卵に入るのに対し、キビレは9月以降で産卵に入る。そのため、夏を迎える今からが産卵前の荒食いも兼ねて、数、サイズも手軽に狙えるようになるのである。 今回選んだポイントは自宅からも車で5分、手軽に通える瀬野川をセレクト。瀬野川の河口はカキヒビ、船、イカダ、水門などマンメイドストラクチャーが多く、ピンへ着く魚を狙いやすい河川であると私は判断している。ただし、ボトムノック主体の釣りであり、且つ、根がかりが頭を悩ませる河川でもある。 ここで大活躍するのがスミスからリリースされたAR-Rigである。今やチヌゲームに欠かせないアイテムであり、ベイトの動きに合わせてスローなゲームからテンポの良い釣りまでがカバーでき、なおかつヘッドに付いたリップが根掛り回避の役に非常に買っている。 この日の潮は大潮周りからの小潮で、天候は雨。夕マズメからの釣行であり且つ水位もそう高くはない潮位なので、水のあるポイントが限られているのだが、潮が小さいぶん、完全に河川内から魚が出てないであろうと判断してのエリア&ポイント選択を行ってみた。 前述したように瀬野川で私のメインとするポイントはプラグではロストが激しいため、根回りなどは通常叩きにくい。しかし、AR-Rigであれば、かなりの高確率でロストを回避しながらストレスなくゲーム展開ができる。経験上、潮の緩い時は、回遊性の強いキビレと言えどもストラクチャーに身を潜めていることが多く、そういった場所をアグレッシブに攻める必要がある。だからこそ生きてくる釣り方なのである。 ポイントに到着しタックルをセット。AR-Rig5.5gを流れに対してUP側にキャストし、しっかりと着底させる。わずかと言えども底潮は流れている。そのわずかな流速に合わせAR-Rigをドリフトさせつつストラクチャーに絡めながら転がしていると、待望の「ゴッ!」というキビレ特有のバイト。流れがある場合、縦にフッキングを入れるよりも横へロッドを捌きスイープにフッキングを入れるほうがいい。そんなに大きいサイズではないと判断しつつ丁寧にファイトながらストラクチャーから強引に剥がす。 サイズは37cmとまあまあなサイズ(笑)。キビレはクロダイと異なり、下へ突っ込むファイトよりも、激しく首を振りながら走るので荒々しい。このファイトがクセになる(笑)。 その後もバイトはあれど、なかなかフッキングしにくいバイトが続く状態。潮が引かないため、河川内に魚は確実に残っている読みは的中したが、いかんせん活性のあがらない様子で、結局はこの一匹しか出せなかった。しかしながら、ポイント選択、タイミング等、自分の読み通りの魚であった為価値ある一尾となった。この日は雨。カッパ着てまで検証に赴いた甲斐はあったと思う(笑)。 今回使用したAR-Rigだが、前作のものと比較しても各段にヒット率が上がっている。まずフックに「ネムリ」が入っている。このことで口の横(通称地獄)にフックが掛かることが増えた。チヌの硬い上顎へフックを貫通させることは困難でも、あの分厚い唇へフッキングさせれば先ずバレることは減る。 また、フックポイントであるが、どの釣りでもそうであるように常に刺さりやすい状態をキープしておくことが釣果を伸ばすコツである。渋いときほど貴重な一尾を手にしたい。そんな時に面倒で、鈍ったフックを使うと大きなチャンスを逃す。だからこそ、刺さりの悪くなったものは新しく交換しておきたい。 この数年で様々な釣り方が生まれてきたが、コレがパーフェクトと言うものはまだない。しかし、少なくともほぼ殆どのエリアで安定感があるのがAR-Rigであると私は思う。そのお陰で、私の生活圏内のメインを占める「海」という舞台の開拓が進んでいる。 チヌの生息エリアは非常に幅広く、プラグだけでは…みたいなポイントが攻略できればさらにチヌポイントが広がる。先ほども言ったようにコレが一番と言うものはない。だからこそ適応能力の高いタックルが必要になってくるのである。瀬戸内エリアのさまざまなポイントを攻略でき、かつ年無しを遥かに超えるビッグサイズも夢ではないかもしれない。チャンスは誰にでもあると私は思う。 また専用ワーム「アマジャコ」がすでにリリースとなっているが、さすが専用ワーム。他のワームと比較してもカラーバリエーションやアクションも段違いである。驚いたのがカラーによっては咥えている時間も非常に長いものがあるということだ。 ●今後の展開。 これからは梅雨の時期。アングラーにとっては煩わしい時期ではあるが今後の潮周りで産卵からアフターのクロダイも帰ってきてコンディションを整えるために荒食いがはじまる。それと同時に夏以降に産卵を控えたキビレが荒食いに入り両者が競合することで、一年で最も数もサイズも狙える、これぞ「ハイシーズン」に突入すると思われる。 タイミングと条件が合致すれば入れ食いを堪能できるのもこの時期。今から始める方にも一番釣りやすい時期でもあるし、すでに経験のある方なら友人と競いあってもおもしろいのではないだろうか。とにかく、チヌは皆でワイワイやるのが一番楽しいと私は思う。ただしオカッパリと言えど、ウェーディングといえど安全面からライフジャケットの着用は勿論、駐車の問題やゴミのマナーなど節度を持って楽しみたい。 釣行データ ●釣行日:2008年5月28 天候:雨 小潮●ポイント:広島市安芸区・瀬野川 ●タックル ロッド:スミス/ダンシングブリーム剛 リール:ダイワ/ルビアス2500 ライン:システム/PE一号 リーダー4号 ルアー:スミス/AR-Rig5.5g、アマジャコ ●レポート/中江 貴洋(Team Splash!! 所属) |
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